4年4ヶ月プロデューサーをやっていて私が気をつけている12のこと
またまた一緒にお仕事をすることになった彼が、またいいこと書いてました。
なので、私も触発されて書いてみることにしました。
ちなみに、写真に見えているこの本はまだ読み切ってません。読んでから書いたら本につられそうな気がしたので。今から読みますw
とりあえず、ひたすらに思いつくままに紙に書き出した順で。
1.キーパーソンをおさえる。
エラい人とは限りません。必ずしもエラい人がキーパーソンとは限らないし。プロジェクトでもサービスでもなんでも、関係する人の中でこの人が納得するかしないかがキモ、みたいな人のことです。
「おさえる」というのは、何が好きとか嫌いとか、性格とかタイプとかもうありとあらゆることはリサーチして知っておくほうがいいかな。
2.胃袋をつかむ。
えーーー!って思われると思うんですけどね。これ。でも意外と重要なのかなと思う。
人間の食欲って結構基本中の基本でしょ。お腹空いてたらイライラするとかあるように。あと、仕事一緒にしたことない人から毎回めっちゃ美味しいお土産(それも毎回違うし、毎回こだわったやつ)もらったりすると、あの人いい人とか言ったりするように。人は胃袋を掴まれると惚れるというのはあながち間違ってないと思う。
ちなみに、このお土産はありきたりなものはNGね。ありきたりなものはやっつけ感が否めないのでかえってNGです。
3.生で(リアルで)しゃべる。
ネット上のコミュニケーションが成り立ってしまってはいるものの。結構これって一番重要。テキストだけの会話のやりとりとか、電話だけとかTV会議越しとか、限界があったりする。
すでにツーカーの中だったりすると別にそれでも大丈夫なんだろうけど、それでもね。生でしゃべることで、お互いの理解の速度はかなり速まります。
4.フットワークを軽くする。
キョリがあるって思われるのが嫌というか。私、ずっと大阪で仕事してますけどね。東京の人から「だって大阪だからねー」とキョリのせいにされるのがイヤなんです。
なので、フットワーク軽くここぞというときは自ら動いて生でしゃべれる人になっておいたほうがいいと思っています。まぁ経費の問題とかもあるけどさー。
5.アンテナを高く広く持つ。
プロデュースするのがプロデューサーの仕事なので、自分の興味以外にもアンテナは持っておく必要があるかなーと思ってる。いつ何時何が役に立つかわからないから。関係しそうなこととか、似たような業種とか。わからなくても技術面とか。
詳しくなる必要は全くなくて。知ってると知らないとでは大違いだから、I understandにしなくても、I knowぐらいに。
6.期待値コントロールをする。
これは前回ここでも書いたとおりなんだけど、心理作戦みたいなものになるのかなー。
でもこれは対ステークホルダーであって、チームメンバーにそんな事する必要は全くありません。
7.ありのままを相談する。ウソをつかない。
チームメンバー、仲間に対してはむしろこっちかなと思う。「ステークホルダーが何を考えていて、自分の意見はこうなんだけど、こんな政治的な理由もあって、困ってるの。助けて。」って言えるかどうか、というところ。
別にこれは丸投げするのではなくて、相談というところがミソ。決断するのは自分でないとね。
8.決断する。責任を持つ。
ということで、相談した上での落としどころに対して決めて進める。落としどころに対しては責任を持って、ダメだったら、チームメンバーや仲間のせいにするのではなく決めた自分の責任として謝り倒す。そのときは、「期待値コントロール」を使うこともあるよねー。
そういう意味では、私はまだここまで人に対して謝り切れてないかもな…。ということは自分自身にはまだこれが足りてないのかも、と書いていて思った…orz
9.相手の立場に立って考える。
交渉するときもそう。サービスについて考えるときもそう。何をするにおいても相手の立場に立つ。
交渉するときは、相手の立場に立つと「期待値コントロール」もしやすくなると思う。自分だったらこうしてもらいたいかも、という予測ができるから。
サービスを考えるときは、相手=使う人になる。使う人の立場に立つとこれは便利か不便か。絶対必要なのか、あったほうがいいけどなくてもいいなのか、いらないなのか、とか。
10.自分の意見を持つ。
これは「決断する」とか「相談する」のところにも関わってくるんだけど、これがないとプロデューサーやってる意味がないと思う。
いろんな関係者や未来のユーザーと作り手の間に立っていて、調整・推進していく役割でもあるわけだから。単に「右から左へ受け流す人」だったらいるイミがない。
そのためには、やっていることや関わっていることに対して自分の意見が必要になってくると思う。わからないときは聞く、疑問も全部解消しておく。不明点はなくして説明できないことがないようにする。自分の中で大丈夫といえる落としどころまで意見を持っておく必要がある。
そしたら、「決断し」て、「期待値コントロール」で「キーパーソン」と調整とかになるんじゃないかなー。
11.当事者意識を持つ。
「自分の意見を持つ」に関係してくるんだけど、当事者意識がないと「自分の意見」も出てこない。何一つ出てこないよね。何をするにも「相手の立場に立って考える」ためにはコレがなかったらできない。
12.信頼する。信頼される。
まー、なんだかんだ書いたけど。総じてコレに尽きるような気がします。これがなかったら、仕事できないわ。1〜11に書いたこともこれがなかったらね。
というわけで、今からこの本読みます。
おしまい。
- 作者: 佐々木直彦
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